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美と健康、幸せを贈る ~あれから10年、美容業界ができること。~

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2011年3月11日以降、当時、東京・六本木ヒルズにある本社では、「対策本部」を立ち上げ、スタッフ・お取引先様の安否確認、被災状況を確認しながら、栃木県佐野市にあった営業所を拠点に、支援物資を運びました。シャンプーや洗顔料、健康補助食品を現地へ届けること、義援金を募ることなど、思いつくことはとにかくやってみるというスタイルでした。その後、「復興」という次のステップが見えてきた頃、現地の方々の未来につながる支援、気持ちを豊かにできるような取組みに代わりました。

 

口紅の力

日常生活で真っ先に必要とされるのは衣食住に関わる品物で、おしゃれに必要なメイクアップ用品などの物資は、なかなか手に入らないこともあったようです。ハリウッド化粧品はメイクアップする喜びや楽しさをお届けするために、支援品の中へ口紅を梱包しました。後に、このときのアイデアがきっかけとなり、「口紅の力」という心を豊かにする活動のひとつに位置付けられ、地域活性化プロジェクトや高齢者生きがい創出支援事業として継続されました。

実際に届けた口紅入りの支援品

実際に届けた口紅入りの支援品

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気仙椿ドリームプロジェクト

東日本大震災後、被災地産業支援として、一般社団法人re:terra代表・渡邊さやかさんが立ちあげた「気仙椿ドリームプロジェクト」を支援しています。このプロジェクトは2011年に発足。震災後、陸前高田の障がい者福祉施設青松館を中心に地域の人たちで集めた「気仙椿の種」から気仙地域の自然や産業をベースにした事業を創出し、地元の福祉施設や子どもたちの未来につなげるために活動を展開しています。

創業社長の海外経験から、「日本の化粧品メーカーなら日本の植物の良さに着目して化粧品をつくるべき」と、古来からある日本の美容法を研究していたこともあり、その技術を生かして、このプロジェクトをお手伝いすることができました。開発された「気仙椿ハンドクリーム」は、現在も製造販売が継続されており、このプロダクツによる販売収益の一部は気仙地方の椿植樹の活動支援や、東北女性起業家支援に使っていただいております。https://hollywood-jp.com/sdgs/disaster

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このように、2011年の出来事は、人々のおもいやりを感じながら、「つながる」ことの大切さを知る節目になりました。このときの出来事は、化粧品の研究・製造・開発メーカーとして、いったい何ができるのかということをスタッフ全員で考え、行動するということにつながり、いまでは社風として定着しております。

01昨年から世界規模で直面している新型コロナウィルスの危機禍で、「メイちゃんのハンドローション」という手指清浄商品が生まれました。アルコール消毒が日常化し、手荒れの声があることを受け、スタッフが一丸となり、これまでの開発実績をもとに短期間で発売することができました。ニーズにあった商品をすぐに対応することは東日本大震災などの災害から学んだ経験を生かしており、社会から求められる公益資本主義の企業であるための大切な経営姿勢の一つと考えております。

ハリウッドは小さい企業ではありますが、社会貢献型の志ある100年企業として、メイ牛山の美の哲学、SBM理論、肌と体と心の「美」と「健康」「幸せ」を世界のひとにお届けしてまいります。

 

2021年3月11日

ハリウッド株式会社

代表取締役 牛山 大輔

社員一同