SDGs

ハリウッドグループのSDGs

SDGsとは

SDGs(SDGs:Sustainable Development Goals)とは「持続可能な開発目標」。簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

心身ともに美しく、健康であり続ける幸せの実現

ハリウッドは創業以来97年にわたり、創業者牛山清人とメイ牛山の慈愛の精神のうえに成り立ち、女性の美しさの追求だけではなく、社会での活躍と輝きを夢見た二人の創業者の美容と健康の事業活動を行ってまいりました。「心身ともに美しく、健康であり続ける幸せの実現」をテーマに、現在も美と健康をお贈りしています。

SDGsは2015年9月の国際サミットで採択されました。創業当初から自然環境に配慮した会社作りをしていたのは、創業者が美しい八ヶ岳の麓で育ち、育ての親が藤原咲平というお天気博士だったことや、少年時代にカルフォルニアでみた大自然や庭が大きく影響しています。また、美容と関係ないと言われた健康食品にも50年以上前からとりくみ、つねに農薬を使わない自然農法や発酵食品にこだわっていました。おしゃれな六本木のハリウッドビューティサロン屋上に自宅を構えていた創業者は、たくさんの野菜や緑だけではなく、臭いの強烈な発酵した食べ物や豆乳などに囲まれていました。健康食品の開発だけではなく、健康料理番組から日本の畑の自然環境まで、多くを語ってきました。化粧品の開発でいえば、今でこそ少しずつ認知されているようになったクルーエティフリー(動物実験をしていない)は、開発を始めたころから今もずっと変わらず続けています。友人だった映画俳優チャリーチャプリンの飼い犬が撮影中にスタッフに噛みつき処分されそうになったときは、「動物の命も人の命も同じだ」と日本で引き取り、ジャーマンシェパードを自宅付近で散歩させていました。

動物実験などは考えたこともないのがハリウッドのモノづくりです。そんな生活哲学を受け継ぎ、現在のハリウッドの本社・ハリウッドビューティプラザ前には香水などで使われる珍しいバラが咲くローズガーデンが訪れる人たちを楽しませてくれています。

ハリウッドはこれまで、世界恐慌、太平洋戦争、オイルショック、リーマンショック、阪神や東北の大震災など、あらゆる大きな社外的不安を乗り越えてきました。
そして、カリスマ創業者メイ牛山の世代をへて、代替わりし、会社の移転や再編、製品の陳腐化による模索、環境基準への適応など、数えきれない失敗や危機を乗り越えて事業を行なってきました。途中事業が苦しい時代でも、創業者哲学である「女は楽しく美しく」「美と幸福を贈る」「三大排泄美容(SBM美容法)」を軸に、よりよい社会への貢献を目指してきました。ハリウッドは美容業界ではひとつの中小企業でしかありませんが、地元企業として六本木ヒルズから美容と健康の文化を発信することで、私たちがチャレンジできる社会課題解決があると信じています。具体的な活動として、お年寄りの美容と健康、地元の街並みのクリーンアップ、ユニバーサル対応、障がいのある方の仕事支援、動物福祉活動、社会的弱者に寄り添うこと、ゴミを削減する商品づくり、そういう社会貢献活動をしている若者活動家や団体の支援などのお手伝いをさせていただいています。自分たち本位では、人も社会も良くはなりません。困っている地域や人、取り巻く環境に手を差しのべることが、結果的により良い会社作り、人財育成につながることを約100年の歴史の中で確信しています。ハリウッドビューティグループの創業当時からある「環境にも、人にも、社会にも隔たりのない愛のある経営」哲学で、今後もSDGs活動を進めてまいります。