音楽で広がる平和活動

被爆ピアノの音色とともに音楽や朗読を楽しむコンサート「未来への伝言」に、毎年協賛しています。コンサートを主催するのは朗読家の飯島晶子さん。ピアノや歌、ヴァイオリン、合唱などさまざまなアーティストの方々と音楽の感動を通じて非核平和を伝える活動です。

「被爆ピアノ」とは、広島に原爆が投下された昭和20年8月6日、爆心地から1.8キロの民家で爆風や熱線、放射能などの被害を受けたピアノのこと。爆風で壁にたたきつけられ、側面に飛び散ったガラスの破片で傷だらけになったピアノがなんとか現在まで残り、力強い音を響かせています。このピアノの音色で戦争の悲しさと平和の大切さを伝える「被爆ピアノ平和コンサート」は日本各地で開催されており、2017年にはノルウェーのオスロで、ノーベル平和賞授賞式に合わせたコンサートも開かれました。

ダイバーシティや新しい世代も意識したコンサート

コンサート「未来への伝言」には、作曲家でピアニストの谷川賢作さん（詩人・谷川俊太郎さんのご子息）や、歌手のおおたか静流さんも毎年出演されています。また、クラーク記念国際高等学校の生徒さんらも毎年、歌や音楽で戦争への怒りや悲しみ、平和の尊さを伝えています。

2017年のコンサートでは、一般公募で被爆ピアノの演奏者を募り、選ばれた一般の方がステージに上がって被爆ピアノを演奏されました。中にはハンディキャップを持っている方もいらっしゃいました。また、被爆ピアノの調律師である矢川光則さんがモデルになった映画「おかあさんの被爆ピアノ（仮）」が2019年公開予定で、ハリウッド化粧品も応援しています。

飯島晶子氏プロフィール

日本大学芸術学部卒業後、番組・ニュース・CMなどのナレーション及び出演を経て、有限会社Voicek代表、NPO日本朗読文化協会理事に。童話やエッセイから古典までの舞台朗読、録音、音楽や絵画、伝統芸能とのコラボレーション、朗読を切り口とした「声」に関するビジネス講座までジャンルを超えての活動を展開している。平和のための被曝ピアノ朗読コンサート「未来への伝言」はライフワーク。

ハリウッド化粧品と広島のご縁は、戦後、サロンのお客様でいらした女優の稲垣美穂子様が、原爆で焼け野原になった広島を元気づけたいと青空テントの下でお芝居を上演する活動を始められたことに創業者であるメイ牛山が賛同し、協力したことがきっかけでした。もともと、メイ牛山自身の「女性が美しくなることは、社会が明るく元気になることにつながる」という強い思いもあり、広島にオープンしたサロンは現在まで続いています。

ハリウッド化粧品は、広島平和記念公園に届く千羽鶴を紙に再生し、平和活動に役立てるために開発された紙「カラフルウィッシュ®」をナチュラルEX ホワイトネス コフレキットパッケージに使用し、平和活動に積極的に参加しています。＊カラフルウィッシュ®は株式会社クラウン・パッケージの登録商標です。

平和講演と映画上映会をハリウッド化粧品本社で開催

ハリウッド化粧品は、「女性が笑顔で元気に生きる姿は、平和で安定した社会の証」と考えており、平和を願う活動を支援しています。
ユナイテッドピープル株式会社が主催する、ヨハン・ガルトゥング博士の特別講演と映画『コスタリカの奇跡』特別上映会に協賛しています。軍隊を持たずに平和を維持しているコスタリカは、軍事予算をゼロにして無料の教育や医療を実現し、環境のために国家予算を振り分けています。『コスタリカの奇跡』は、世界がモデルにするべきコスタリカの国家プロジェクトを伝えるドキュメンタリー映画です。

映画『コスタリカの奇跡』の特別上映会と、「平和学の父」として世界的に知られているヨハン・ガルトゥング博士の緊急提言新刊『日本人のための平和論』の発売記念として、六本木ヒルズ・ハリウッド化粧品本社でルトゥング博士の来日講演会を開催しました。

映画『コスタリカの奇跡』監督シンポジウムと上映会に協賛

また、映画『コスタリカの奇跡』のマシュー・エディー監督とマイケル・ドレリング監督の来日シンポジウム及び同映画上映会にも協賛しています。

「人と人をつないで世界の課題解決をする」をミッションに、映画輸入・配給・宣伝・制作事業を行っている。映画の市民上映会（自主上映会）促進のためのウェブサイト「cinemo by ユナイテッドピープル」を運営。